166の修理 Vol3
ちょっと順番が前後してしまいますが、自動車の塗装には分解がつきものです。
そのままでは塗装ができないので、可能な限り分解するのです
その中でもベルトモールなどモール類は脱着に際して壊れる事が多く、交換が必須になるクルマも多いです
フロントは比較的簡単なのですが、リアドアのベルトモールを外すのは結構ホネです
理由はベルトモールの一部がドアガーニッシュの中に入り込んでいるからなのですが、それはフロントドアも同じなのです
その気になれば外せるのですが、外しても入れることができません
このガーニッシュは3か所のビスで止まっているのですが、一番下のビスはドアガラスがあってそのまま外せません。
そのためにガーニッシュを外す為にガラスを外します
リアのパワーウインドウレギュレーターはこのスライダーが割れて壊れるのが定番です。
ガラスはリアドア後ろ側のレールなども外さないと取れません。
遥かに遠回りしてガラスが外れればアクセスは簡単ですが、ビスはプラスではなくポジドライブ
凹みにワッシャーを溶接して
これを引っ張って凹みを出します。引き出し板金なんて言います
下図のようなスライドハンマーなる工具を使って引っ張ります
へこんだ周りは高くなっている場合が多く、必要に応じてハンマリングします。
その後はフェザーエッジをとって
パテを付けてIRで焼き付けます。
パテを研いだら塗装室に移して、マスキングしてサフェーサーを塗装するのです。
サフェーサーを塗装して焼き付けたら再度ブースから出して
サフェーサーを研ぎます
サンドペーパーの600番で水を使って研ぎます
さらに他の部分を1000番で足付けして、塗装の準備入ります。
塗らないパネルの際は下地を出してしまうと大変な事になるので、1500番など細かい番手で足を付けますが、今回それでも一部に研ぎ破りが発生して泣きました。
もう眠いので続きは次回に