159のガソリン漏れ問題
実は2月の終わりころに預かったのですが、なぜか僕の所ではガソリンが漏れず、月日が流れてしまい、本腰を入れてガソリンを漏らせようと?
頑張った159です

159は159でもTiのSW。ティプトロのスミス・アンド・ウエッソンいやいやツーリングインターナショナーレのスポーツワゴン。合ってる?
行く人ふり返るスタイリッシュなクルマです。長らく人気も値段も高かったクルマですね~
ガソリンを満タンにすると漏れるとのことで、とっぷり満タンにするも、それでもなかなか漏らなかったのですが
その時は突然来ました。

なるほどやっぱりこの高圧ポンプ手前のホースですね。
でも、ホースから漏っている感じではないのですよ。よく見えないので何とも言えないのです
がとにかくこの辺りから漏れているのは確認できまして

とにかく分解してみることに

以前にもこの作業は行いましたが、基本的に純正部品の供給は終了していて、仮にあったとしても燃料タンクからの交換になり、むちゃくちゃ面倒そう。
この部分の修理を超えられなくて廃車になるケースが結構ありそう。

6mmと8mmの2本の内径の耐油耐圧のホースを使います。
MPIでは結果としてステンメッシュのフューエルホースを使います

なかなか見つける事が出来なかったフューエルカプラーも見つけまして、なんとか修理も可能に。

種類も大きさも取り揃えました

ステンメッシュうんぬんかんぬん言っても、すなわち、ゴムホースの一種ですからタケノコ(フィッティング)にハメるのです。
力尽くで。

入ればいいのですよ、入れば。

昔ステンメッシュはかしめないと、みたいな話もありましたが、結局、かしめようがバンドで止めようが変わらないのです。
もとの融着の物は作れないのですから。

これがじゅのフィッティング。

反対側を見ると、ワンタッチコネクターのロック部分が割れてなくなっています。

すると黄色いガスケットが動くのです、

おそらくこれがガソリンの漏る原因になったのでしょう。これ折っちゃうと厄介ですからね。同情を隠せません。

これさえ取り付けちゃえばこっちのもんよ

さらに冷却水が漏れていたヒーターホースも交換します

これも部品の特定が難しく難儀しました。部品の取り寄せもまたしかりで、アルファロメオの難しさを痛感させられる修理となりました

新品もこれが国内最後です。

エラーコードも消しまして

納車と相成りました。

人気があるのも頷けます。159Ti。是非大事に乗っていただきたいですね。

ご利用いただきありがとうございました。