非常時に一台?

台風です。埼玉は所沢も豪雨です。
このようなシチュエーションが来ると、我が家ではよく非常時の備えが論議されます。
特に今年は南海トラフ地震の警戒レベルが上がり、ゲリラ豪雨による停電、落雷、いろいろな事が起きて、備えの重要性を僕のお嫁さんは説きます
もちろん、非常時への備えは重要な事なのですが、何でもかんでもと言うわけにはいきません。
特に重要になって来るのが電源である事は間違いなく、被災したとしてもいかに文化的な生活を送れるかは、電気のあるないが大きな決め手になるように思います。
そこで、発電機の存在がクローズアップされてきまして、買ったらどうかと言うハナシにまでなりました。
その発電機についてですが、知ってそうでわからない部分があって、かなり身近な値段になってきましたがどうも購入には躊躇してしまいます。
その心の中を整理してみます。

まず、発電機と言うからには自分で発電できることが根本にあります。よく非常用電源などのポータブル電源は特に何か騒音を出すような事はありませんが、大きな電流を一定時間放電させるとじきにバッテリーが空になってしまいます。それでは非常時に困ります。

そこで登場するのがエンジンを使った発電機です。
素晴らしい性能で、一定の電流値での発電であれば実に静かに回ってくれる機種も登場してきました


うん、これで良いじゃないか。と思うのですが
まず発電機の大前提に、エンジンで発電するという事は少なからずガソリンが必要なのです。
すると発電機とセットでガソリンを携行缶に入れて家に持っていないといけないのです。
まして、すぐ使うように、なんて思って機械本体にガソリンを入れようものなら、少なくとも1年に1回はガソリンを抜くか、使わないと放置したままにするとガソリンが変質し、機械内で腐りかえって発電機を壊しかねない状況を作ります。

もちろん、携行缶の中野ガソリンも1年に1度は全量を入れ替えないといけません。
意外と世の奥様方は、ガソリンが腐る事を知りませんで、発電機さえあれば今と同じような生活ができると思われがちです。

さらに電力供給量も重要で、先の機種は1900Wすなわち約20Aを謳っています。
ちょっとした一人暮らしのワンルームのアパートの契約容量位でしょう。
この1900Wの中でどのように配分するには、本当に恐ろしい事が起きてから出ないと、はっきりしたことはいえません。
それを考えずに、ドライヤーにエアコンにと文化的な生活が変わらず送れると思いがちですが
また発電量の上限近くで発電し続ければ、自ずと音もうるさくなり、迷惑をかける元になるかもしれません。

これらの事柄から発電機の導入には二の足を踏んでしまうのでした。
まだ、アウトドアでもやればまだ、使う出番があるのかもしれませんが….

使おうと思ったら、使えなかったなんてシャレにならない事がおきそうでどうにも、ウチの場合….

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非常時に一台?”へ4件のコメント

  1. かせ より:

    世の中にはリーフやハイブリッド車という名前の高価な大きなモバイルバッテリーを準備している方々がいます。
    ハイブリッドの場合発電用のガソリンは車を使っていれば腐ることも無いとか。

    1. mpi-bp より:

      そうですなあ、確かに以前、お客さんにプリウスを販売したときに、とんでもない出力の外部電源オプションを持つ物を指定で探したのです。やはり災害時のバッテリーを兼ねての希望で。でもね、僕は自家用車がプリウスとか、ましてリーフとかは乗りたくないんですよ
      代車にしたら本末転倒だし。持ってるだけで保険や税金などかかるモバイルバッテリーもねえ。結局一番あり得ないアイディアになってしまいます
      何よりご自身が一番乗らなさそうな….

  2. かせ より:

    トヨタハイブリッドは良いなと一瞬考えるのですが…別の欲が強く難しいですね。なので災害対策はモバイルバッテリ数個と手回し発電式ラジオで乗り切ろうかと考えています。あと照明は100均のLEDヘッドライトを複数個。

    余談ですが普段使いのテージスは、あれからほぼ無事に通勤の足として働いてくれています。

    1. mpi-bp より:

      100均のライトw 僕も何個も買いました。それこそが非常時対策と言う… テージス素晴らしいですね

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