続・ミトの塗装
昨日書けなかったミトについて書きます
ミトの塗装は荒れている物が多く、その予防として、傷みかけの補修を兼ねて塗装します。
赤い塗料は紫外線との相性が良いのか、塗装膜強度が弱いのかものすごく焼けが進み変色、退色することが多いのはご存じの通り
しかし、ミトは赤どころか白も、黒(実際にはあれは黒とは言えないと思うけど)などもひどく傷んで、クリアがずる剥けたりしている個体をよく見ます
多くは塗装膜強度の問題とみられ、再塗装しか回復の道はありません。また、塗料もこれまでの油性の塗料から水性塗料、クリアもスラリー塗装、パウダー塗装など新しい環境配慮型の技術がふんだんに持ち込まれています。
少ない塗料で仕上げて、少しでも自動車の車体を軽くしたり、強い衝撃に耐えられるフレームにするための、重い新素材の使用などに貢献しています
その犠牲になったかどうか知りませんが、どうも外観が犠牲になっちゃった的な?
まあ、そこは憶測の話なので、確証はありませんが
今回塗装するのはビアンコ エレガンテ。
一見すると普通の白なのですが結構着色されています。これらの色の下には全体の90%を占める「白」が入っています
かき混ぜますと
へえ、こんな色?
ああ、だいたいこんな色。
全体を脱脂して、エアブローして塗装作業に入ります
今回は部分塗装なので、すこしだけ気を使います。
赤い丸の部分はカラーベースを入れても大丈夫なところ 一方青い丸や矢印は隣のパネルが隣接するためにカラーコートをしていけない所です
どんどん染めていきます
同じ理由で一番後端にまでは色を入れません。
クリアーはVOCエクストラクリアー。おなじみのクリアーです
これを塗装します
もちろん塗装中は撮れませんので塗った後。そして30分ほど焼きます。
キレイに仕上がりました。
でも赤だと退色の具合が壮絶だから、こうはいかないなあー