続・ベンツかわいや
日本人はメルセデスに強い愛着抱いている方が多いように思います。新車で乗る人は長く、そしてモデルチェンジをしてもまたメルセデスに乗り換えるように
中古でもそういった方を多く目にします。それだけ自動車の完成度が高く、また、ディーラーの活動レベルやブランディングに成功しているのでしょう
今回の210のお客さんもやはり他の選択肢は無く、直すの一択でした。
しかし、トルクコンバーターやATそのもののオーバーホールをするとかなりな金額になるので、中古に載せ替えすることで作業が進み
旧い壊れたミッションを降ろした事を前の記事で書きました。今回はその続き
フライホイールと言うかリングギアが丸見えになり、さらにクランクのリアシールも交換します
しかしこれが恐ろしくしっかり、そして上部なシールが付いていて外すのが大変でした
構造の差もありますが、この辺りはメルセデスらしいと言うか素晴らしい品質としか言いようがありません
これ簡単に付いていますが、実は恐ろしく大変でした。取れなかったのですよ、旧いシールが
再びフライホイールを取り付けて
中古のトランスミッションを載せます
画像はありませんが、ATのコントロール用のコネクターはこの時に交換済みです
みんなで壊れないでと念を送りながら載せていきます
こういう時にATはマニュアルミッションと違ってメインシャフトで苦労することがありません。マニュアルだとスプラインがクラッチを突き抜けてフライホイールにしっかり突き抜けるように、センター合わせと押し込むのと結構な労力です
これが新しいロックコネクター。パッキンがダメになりTMオイルがどんどん配線を伝ってATコントロールモジュールにATFを送ってしまうのです。
当然、フードの中のATのECUはオイルでやられて壊れてしまうのです
この日の夕焼けはまるでこの世の終わりのような色
そして10万キロちょっとの走行を支えた古いAT
3人でものすごいスピードで組み付けて
帰るころにはそれなりのカタチになりまして
外はすっかり暗くなって、続きは翌日に行います
しかし、210も国内で部品そろえようとすると大変になってきたなあ。
あれこれ無い物がいっぱいありますね