窓の向こう側

最近の欧州車は、ラインナップも広く取り揃え、かつての日本車のような商品展開です。
一般の方のクルマ選びの候補の中に普通に欧州車も入ってきます。

それは当然の成り行きで小さなハッチバックから大きなセダンまで、5ナンバーに乗りたいと言っても、すっかり5ナンバー市場をあきらめてしまった国産車メーカーに比べ
色もデザインも豊富で、ステキなクルマを並べる欧州車ディーラーはクルマ好きでなく女の子までも取り込んでクルマを販売しています。

しかし、少なくなったとは言え、やはり欧州車ですから国産車のような世界的に見れば奇跡なまでに丈夫で故障が少ないわけにはいきません
すなわちそれは、欧米では当たり前でも、日本と言う国では特殊な事例となってしまうケースでもあると思って良いと思います。

先日、エアコンの件で入庫したアウディ。
まだ新車から3年目で、距離も1万キロ未満です

それがどうも右リアドアのウインドウの調子がすこぶる悪い。特にMPIに入庫してそれが顕著になり…
数日のうちに動かなくなりました

急遽部品を取り寄せて作業します

外したレギュレーター

ワイヤーがスゴイ事になっています

どうしてこうなってしまうのかは不明ですが、やはり部品のクオリティのコントロールでしょう

スペインかあ

作業は滞りなく進んで

フタを閉めたら出来上がり

以前、E46時代に国産車からE46に乗り換えた人がいて、3年待たずして2年でクルマを手放したと聞きました。
その時に、「だってさあ、リアのガラスが落ちちゃってさあ、パワーウインドウが動かなくなっちゃったんだよ、信じられる?
そんな非常識考えられないし、この先心配じゃん」とおっしゃっていました。
言わんとしている事はよく理解できますが、輸入車乗るというのはその自動車のよし悪しも全部併せ飲んで乗るんですよ、と心の中で思った記憶がよみがえります。
このアウディのお客さんは輸入車に長く乗っている方なので、よくご存じですが、国産から乗り換えるとびっくりされる事って結構あるのです。
そのE46の方は、その後に選んだクルマはプリウスでした。
僕はこれが本当の正解だと思うんですよね。やっぱり、クルマの維持にお金かけたくない人には国産車がぴったりなのではないかと
輸入車をいじる側の人間が感じる事なんです….

ところで….

ちょっと画像を戻してみて

このアウディ、リアドアのスピーカーついていないのね…
恐るべしアウディのヒエラルキー

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