無敵の155
一つ質問です
皆さんは自分のクルマをどれくらい乗って行こうと思いますか?
いや、少なくともこれくらいではなくて、永遠に乗って行こうなど思う事はありますか?
長く乗ればそれだけクルマも傷み維持にお金がかかるようになります。
親父の代から付き合いのあった整備工場は後継車がいなくて廃業しちゃうかもしれない
直したくても部品がなくて断念しないといけない、かもしれません
リスクは、自動車そのもの以外取り巻く環境すら考慮しないといけません
では、そんな長く乗る車、どうなったら諦めて手放す事になるのでしょうね?
今回入庫した155は、こういった事を考えず今日まで走行距離を重ねた、ワンオーナーの155の修理です
仕事の依頼は
1.運転席ドアを内側から開けられるようにすること
2.エアコンを効くようにしてもらいたい/風が出ない
おおざっぱに言うとこれだけです
155のエアコンはそれほど難しい内容ではなく、まず、どこまで12Vが来ているかを確認したらほとんど出来上がり
配線図のチャートに従って追いかけていきます。リレーのモーター部分を直結してクラッチを繋ぐか、見てみたりします。
ドアについては実に面白い情報が
インサイドハンドルは全くパカパカで、全く本来のポテンシャルからは程遠い世界です
さらにウインドウレギュレーターを何かの国産車の物とスワップして、全然違うカタチとなっています
すばらしい細工を見ながらドアロックをみます
インサイドエスカッションの下でドアロックのワイアーがダメになりつつあります
で、ロックなんて部品もちろん手に入らないから中古のドアそっくりを買いました
ロックを外しました。
右が旧い方のロック、左が新しいロック
古い155のTSですが、作業のやりがいはマックスです
続きは次回に