天下の咆哮ふたたび

なんと、MPIで修理中にコンバーチブルの油圧シリンダーが壊れてしまったマセラティ グランカブリオ

イタフラ車を多く預かるMPIでは、修理中に壊れてしまう事はないハナシではなく、今までの何回か経験しています。
一番強烈だったのはタイミングベルトを交換したカングーが、全部組みあがってエンジンをかけようとしたら、エンジンがかからなくなり
結果から言うと、燃料ポンプが壊れたということが ありました。
ないわけではないのです。だから、基本的にお預かりする際にそういった書類にサインしていただいているのです

一方、マセラティのユーザーの方は本当におおらかな方で、この状況を快く理解していただいて、実際に運転中にならなくてよかったと、そんな言葉をかけてくれる人でした

トランク内の左右にエマージェンシー用のトノカバーオープナーがあって、これを引いてソフトトップを出し入れします

1度引くとどうやら油圧が元に戻らないと、この手動の状態も解消しないようです

何しろ窓を閉めないとフロントガラスとの当たりや、倒れ込む角度ウエザーストリップの他の部分のあたりを見て、調整しないといけません
それを行うためには一度ソフトトップを完全に閉めないとウインドウが動かないのです

とにかく内装を付けるために一度開けます

各部品を取り付けます

上側のトリムを取り付けます
しかしこのソフトトップが重いのなんの。一人では開け閉めできません

とりあえず、本来の目的であったウインドウレギュレーターの交換作業は終わりました。

しかし残るコンバーチブルの修理が非常に大変そう

シリンダーはトノカバーの開閉を司るシリンダーなので、ここまでソフトトップが来ると、自力で締める事が可能なのです

このフェラーリ製Tipo F136YQ型V8、4.7L NAの傑作であり、フェラーリ史上、最も多く作られたF136型エンジンで、その中でもマセラティとしては最もホットなバージョン。まさしく強烈な走りでございます。本家430に近い性能をたたき出しています。

しかし精悍そうな感じですなあ。競走馬のようないで立ち

部品が届いてコンバーチブルの修理ができるようになるまでの間、お待ちいただくようです

うえーん、この手のトラブルは車種を問わないのね….

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