夏を待ちきれなくて

以前、ちょろっと修理したフィアット500。在庫車にすべくあれこれ修理中なのは7月もわりと早い頃の話。

ラジエターを交換し

サーモやホースを交換し

エアコンのフラップなども修理し、はたまた、I/Gコイルとプラグも交換

もう商品化にはずいぶんと原価をかけてしまいました。
しかし、せっかくなのでヘッドライトもきれいにしたいし

塗装しまして

全部組み付けて、お嫁さんたってのお願いで墓参りに中野のお寺に出かけました。
暑さが突然やってきた7月半ばころだったように思います。

ちなみに施餓鬼なる物がありまして~、その際に塔婆なるものが登場するのですが、どういった意味の物で、どのように使うのかは、アンホーリーなワタクシにはさっぱりわかりませんで

やっと名前をお嫁さんたちが「お塔婆、お塔婆」と連呼するので、かろうじて名前だけでは憶えまして
かつてバリーさんが僕んちに遊びに来た時に、車窓越しのお墓を眺めながら、あの木で作られたものは何か?と聞かれて
僕は

It is called Otouba stick.
I don’t know very well what use for.
But I know only that never use to be an equipment with baseball.

と答えたら、一言

Gotcha.

と笑っていました。

さて、日曜日の午前中、家を出て順調に青梅街道を東に進み田無近くまでは絶好調でしたが、武蔵関あたりからは道が混みだし、渋滞気味になってきました
徐々に効かなくなるエアコン。急に車内の湿気が上がります。外気温は39℃です。
内心、明らかにエアコンが効いてない、コンプレッサーが働いていないか、クラッチが離れているかのどっちかだなと….
思えば、イナリくんがガスを入れた時に、高圧の針が少し振れていたからコンプレッサーもあまり良くないかも、なんて言っていたなあ

荻窪を越える頃にはかなり暑いので、駐車場があるうちにコンビニに寄る事にしました。
あの狭い車内に、運転する僕以外に、お嫁さんと義理のお姉ちゃんと成人3人です。

コンビニの駐車場について真っ先に、フードを開けて低圧パイプを触ると、全く冷たくない
オーバーヒートは全く見受けられない
しかし、コンビニで買った冷たい水をコンデンサーにかけると、再び冷たい風を出し始めたので、もう引き返せないしそのまま向かう事にしました

それでもそこからは意外に流れが良くて、高円寺あたりなどもうまくやり過ごしました。とにかく信号で止まると途端に暑くなるので
ブーブー文句を言われつつもどうにか目的地の中野のお寺に到着しました。

もはや僕はお墓参りなどと悠長なことはいっていられません。
到着する頃にはエアコンはカチンとクラッチのつながる音がして、電動ファンが回ろうとするかしないかで、高圧側の圧力が上がりすぎて圧力スイッチが働いてカチンとクラッチを離す音が聞こえ、
わずかに圧力が下がりクラッチが復活してクラッチを入れるカチン、
また切れてカチンと、カチンカチンループが発生し、これじゃあ、エアコンなんて効きっこないです。

ガスの入れすぎ? エキパンの詰まり? お寺でガスをシューって発射したら怒られちゃうだろうし

ひとまず桶とひしゃくを借りてきて様子を見ます。
フードを開けて、ひしゃくでコンデンサーに水をかけ始めると、エアコンのシステムも一気に活気づきます。
車内もかなり温度が下がります。お寺の水は冷たいので、コンデンサーは一気に冷え、冷却ファンすら止まるほどに冷えました。

暑さのあまり汗びっしょりで戻ってきたお嫁さん一行も車内が冷えている事で一安心。
一路西多摩地区に戻り始めます。

しかし、日本の夏はすさまじいもので、ひしゃくでいっぱい水をかけて冷やしたコンデンサーもさっさと限界を迎え、高円寺を通るころにはほとんど効かなくなってきました。

帰りは正午も過ぎ、いよいよ外気温は40℃を超えてきます。
信号で止まる時はなるべく木やバスの陰で止まって走りますが、もはやどうにも暑い
あの暑さの中、窓を開けた方が涼しいかもとなりましたが、もう乗車している人らが持たなそう
洗車機に入れるとか、いろいろ考えましたが、どうにか武蔵関まで来て、ファミレスに入る事にしました。
みんなびっしょりです。

ファミレスに2時間半いました。

体も冷えて再び乗車して、窓を全開にして帰りました….

次回、再び整備編

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