夏に向かって
先日、一般的な整備でお預かりした166の後期
納車当日は4月でありながら夏日になる暑い1日でした。
そして、回送の際にエアコンを入れると生暖かい風しかでません。低圧側の配管を触るも全く冷たくないのです。
これじゃあ、車内は冷える訳ありません。
ゲージを取り付けてガス圧を見ると、圧力は上がりますが、圧力の充填をほとんどしません。どうやらコンプレッサーのコントロールバルブが壊れているようです。

急遽納車を中止して、コンプレッサーの交換作業を行う事になりました

エアコンガスを回収して分解作業に備えます

中期以降のモデルはコンプレッサー交換には大きな整備が付いて回ります、特に後期はサイドファンシュラウドがプラスチックになり、脱着が知恵の輪のように難しいのです。
そうそう、作業はついに正式に加入したイナリくんが作業します。
彼は僕の古い同僚で、いすゞスポーツ時代のメカニックでもあります。
非常に腕の立つ頼もしい男で、エンジンオーバーホールも数えきれないほど行ってきた上に、前の職場では鈑金塗装までこなしてきた腕利きです
MPIでは作業が急ピッチに進むようになったことも付け加えないといけません

景気よく分解した166

ここからまだパワーステアリングポンプを分解しないといけません。
パワステポンプにはなぜかプレートが付いていて、そのプレートの奥にコンプレッサーの取り付けボルトが隠れているために、パワステポンプを外さないとコンプレッサーが外せません。
ところが、パワステポンプの上側のボルトは真横にエキゾーストマニホールドがある為に長いボルトを抜くことができず、完全に脱着するには、エキマニを外す必要があります。
幸い、ポンプがフリーになればコンプレッサーのボルトにアクセスできるので、取り外しこそしなかったものの、ポンプの交換が必要になったことを考えるとぞっとします。なんちゅう作りだ
一方、外したコンデンサー類

あらら?これはどうにもガス漏れが疑われます

危険なので、手持ちの中古品に交換します

そのままとはいかず、フィルターも交換します

フィルターはかなり汚れています

このままと言うわけにもいかず当然交換

さらにコンプレッサー

長く使われてきたコンプレッサー
MPIはたいがいフィルターもコンプレッサーも在庫しているので、作業も早い

フィルターも交換して、クルマに戻します

戻してその段階で真空引きしてガス漏れがないか点検しますよ

30分ほど真空引きして、1時間ほど放置します

ゲージの戻りもないので、その他の部分を組み付けていきます
バルブコアも交換します。

組みあがってきました
エンジンをかけてエア抜きしつつ、さらにエアコンの真空引きをします。

こうして重整備は終わり、連休の前にユーザーの元に帰っていきました
