嗚呼いとしのクルマたち ブレラ編
今やMPIに入庫するクルマのほとんどがとてつもなく愛されつくされているクルマです。
今回も遠く栃木県からいらして頂いたブレラのお客さんから
修理の依頼無いようはオイル漏れ修理です。
なかなか思うような修理工場との出会いがなく、最終的に僕の所にいらして頂いたそうで感謝であります。
先にリフトでEくんが見立てを行ってMPIで作業と言うかなりイレギュラーな内容ですが、主たる原因は既に判明していて
Eくんはフロントカバーからのオイル漏れを指摘して、エンジンオイルパンは後ろ側はオイルでかなり濡れているけど、前側は濡れていないからフロントカバーだけでOKじゃんとの見立て
それならそのように作業するかと、イナリくんがもぐります
とんでもないくらいにきれいなホイールハウス、いやどこもかしこも尋常ならざるキレイされべるで、作業するのが恐ろしい。
でも見ているだけではオイル漏れは止まらないので頑張ります。
基本的にはボルト全部外せばいいんでしょ?とはイナリくんの弁
ところがそんな簡単に仕事させてくれないのがこのメーカーのおバカなところ。
1本だけボルトが貫通していて外れないのです。
あのデカいEトルクスを抜くのが問題。
基本的にエンジンの上げ下げでは追いつきませんが、Eくんが手品のようにはずしました。
外したついでにクランクシールも交換
しかし残るフロントカバーガスケットはボルトを外さないと外す事ができません。
でもここは頭を使ってボルト周りはガスケットになっていないので、そこだけ切り取って脱着します。
タイミングチェーンがむき出し。
タイミングベルトと違ってチェーンはノーメンテと思われがちですが、実はチェーンは伸びるのですよ。
なかなかメンテレスにはなりませんね。
チェーンも同時交換しようかとの提案もありましたが、国内に欠品のある部品もありまして今回そろえることができず見送りました
言う事を聞かない場合はこういった工具を使う事もあります。今回の場合はあまり効果がありませんでしたが
そして早くも組みあがった図。
このクルマ、面白いのがメインのドライブベルトとはベwつにコンプレッサーをリブベルトで回しているのです。しかもパワステポンプかなんかから
最後にオイル交換して終わり
全てもボルトが硬く、イナリくんはこりゃ地面でやる仕事じゃないな、と言うておりました。
最近僕が整備の現場に入る事がめっきり減りました。頼もしいイナリくんの存在で、他の事ができるようになってきました。
オイル漏れも解決して遠く宇都宮にお帰りなりましたとさ。
ご利用いただきありがとうございました。