嗚呼、涼しい風はどこに

この時期はやはりエアコンの修理が多い物です。
今回は166ti。激烈に程度の良い後期tiもエアコンの効かない事態になってしまいました。

走っていると僅かに効くような…との事で、当初は来てもらって、ガスを足したら冷えるようになりました的な期待を胸に、とりあえず来てもらうことで、預からない方向での話でした

結果はいかに

ガスは十分入っているような…

ではエンジンをかけてみましょう

はい~、コンプレッサーが下手人と決まった瞬間です~
高圧が全く上がりません。

この日も危険な温度です。エアコンを効かないクルマに、乗って帰ってくださいとは危険すぎて言えません。
しかし、代車も全て出払っていて、乗ってもらう代車がありません。
幸い首都圏のお客さんなので、電車で帰っていただくことで話がまとまり、駅まで行きました

数日後、作業を開始します。勝手知ったるナントカでテキパキと進んでいきます

中期以降はコンプレッサーを交換するにあたり前周りを全て外さないとコンプレッサーを引き出す事ができません

その理由は後期に近づけば近づくほど、ラジエターやコンデンサーから熱を逃がす仕組みがしっかりしてくるのです。
この大きなラジエターファンシュラウドもその一つ。

特に夏が馬鹿げて暑い日本の夏に向けてか、同じ型式の車種でも年式によって全く違うファンやモーターが付いているクルマは
メルセデスやフォルクスワーゲンでもよく見ます。
自動車部品をクルマの見た目だけで判断してはいけない、最大の理由です。

ここまで来てやっとコンプレッサーが出て来るようになります

ガラガラになりました

ちょっと目を離した隙に、イナリくんがコンプレッサーを外してしまいました

しかし、後期もさらに年式が新しくなると、先の話じゃありませんが、結構似て非なる部品を使っているのです。
続きは次回

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