ランチアテージス エアバッグ警告灯の消去
一連の修理作業の続きです。
エアバッグランプの点灯から、エアバッグECUを交換して本当のことをしゃべり始めたテージスです
エラーコードの消去も自由にできるようになって、今度は助手席のエラーを叩きます
シート脇のカバーを外します
上に引き抜く要領で外します
止めているボルトはシート位置を調整して外します。
ところでこのテージスは既にベタベタ処理をしているので、実に快適ですがこの部品はアセトンなどの溶剤で除去すると、強度が著しく低下したり、ひびだらけになってしまうので、迂闊にやろう物なら良い結果になりません
最初から塗装前提で行かないといけません
センターピラーカバーは基本的に3箇所のボルトなのですが、前後のスカッフプレートを外さないといけません
先ず1つ
真ん中あたり、根元から立ち上がる色違いのおパネルの中に、左右に2つあります。
簡単に外れます
さらにシートベルトを外します
これが今回の原因と思しきシートベルト
これの原因は何でしょう?
外したコネクターにテスターを当てると0Ωです。
エアバッグのコネクターが付いていないか、開放してしまったか、要は導通してしまったと言うわけです
つまり短絡しているわけです。
火薬がしけったワケではありませんでしたね
どこかまでは解りませんが、そんな短絡位置を調べるより、どちらか片方を切断して、1本新しく引いて、直接コネクターに挿せば消えるはずです
何回抜き差ししたか数えられなくなったコネクター
そもそも、このコネクターもあやしい
タイラップで縛られたところがかなり傷んでいるし
もう片方も結構な食い込み具合
予想通り、片方はECUにダイレクトに配線を入れると消去できました。
これで答えが出ました。
いよいよ全てのエラーコードが消去できました。
メデタシ メデタシ
かと思いきや
何でしょう?
エラーコードは無いのにも関わらず、テストが完了せずとメッセージが出てきた後に
まーたこれかよ~
診断機ではエラーコード無しとなるのにこの表示では尽くす手はありません。
これはあれが足りないのでは?
はっきりとは断言できないので、ガレーヂ伊太利亜さんに電話してみます
かくがくしかじか、エアバッグECUを新品に交換したらかようになったのですが、これはコーディングが必要と言う事でしょうか?
「確認してみます… 」
保留音…… 長く保留音…. ずっと保留音…こりゃ忘れられたかな? そのとき ガチャ!
「大変お待たせしました、確かにプロキシライティングが必要ですね。しかも当時のエグザミナー(ディーラー専用診断機)でないと書き込みできないです。」
ガレイタさんでお持ちでしたら、さすがにその場でとはいえませんが、お預けしたら作業可能ですか?
「申し訳ありません、お預かりしても置き場所が無いのでお預かりできません」
ソデにされてしまいました
しかし、重要な手がかりが判明しました。
コーディング(プロキシライティング)が必要
古いエグザミナーでないと書き込みできない
ガレイタさんには本当に感謝であります。