ミトの魔法使い 1stステージ
クラッチの不良で修理を開始したミト。
ドロシー…いや、ユーザーの愛車ミトが動かなくなってしまい、オガワが乗り換えを勧めますがうまく行かず
ミトはEくんのところにレッカー移動されてしまいました。
ミトをリフトで持ち上げて作業を開始します。
通常クラッチの交換はトランスミッションを取り外して、作業するのですがそこは欧州車、そんなに簡単にいくの?と心配しつつも作業をスタートしましたが
早くも悪いイタリア車の怒りを買い、サビと言う大敵が現れ、全く作業が進みません。原作と違いグリンダはいないのですが ミトは再び元気に走り回るために、専用工具と言う賢者を使いクラッチ交換をしないといけないのです

カカシとブリキとライオン…いや、Eくん、イナリくん、僕の3人で作業します。先に二人はあさイチから作業をスタート
早くも下回りのサビに襲われます。サビでボルトがどれも回りません。無理をすればボルトは折れるし、ボルトが回らなければ作業は進み見ません

ここまで来るのになんと半日使っています

かつて北の雪降るような場所にあったのかなぜか分かりませんが、とにかく錆のあるクルマは修理が大変なのです

特に大きく立ちはだかったのは、ドライブシャフトを保持するベアリングが外れず、ドライブシャフトが抜けないのです。
トランスミッションにドライブシャフトは刺さっているのですから、シャフトがベアリングから抜けなければ、ミッションを降ろすことができません

どこもかしこも緩まない、外れない状況に業を煮やして

もはやミッションだけ降りるとは思えなくなってきました。
結果、早くも予定は修正され、他から外れる道を探れないかどんどん部品が外されますが…


もはやエンジンごと降ろす道しかなくなりました。

そのころ、ユーザーは仕事でかなり遠方に転勤することが決まり、にわかに納車日だけが先に歩き始める事態となっていることを、この時三人は知らなかったのです。
遠くカンザスシティまーでー♪
この時点でのオーダーは、クラッチ交換とタイミングベルトの交換です。ホントはタイミングベルトの交換すら当初の予定にはなかったのですが…

しかし一方で、時は3月上旬、車検などが集中する1年の中で最も忙しい繁忙期にあたります。
よっていつまでもミトがリフトを占拠させるわけにはいかず、再度足回りを組んで、動かせるようにして地面に降ろし
再び作業できるようになる時を見つけてリフトに載せるリスケジュールとなります

とりあえず動くようにしまして

工場の一番奥へと幽閉されるのでした。ミトの旅は続きます

2幕に続きます