マセラティ祭り開催
先日からマセラティの記事を書いていますが、もう一ぢあ、並行して作業をしているマセラティがあります。
毎度おなじみのクアトロポルテです

今回はと言うと足回りの整備なのですが、それは以前より時々スカイフックサスペンションの不具合が発生するとのことで
ひとたび警告灯が点灯すると、スポーツモードセッティングで固定されてしまい、とても硬い乗り心地になって困っているとのこと
診断機では右後ろのショックアブソーバーの不良を訴えるもECUの不良も決して捨てきれず、どうしたもんじゃろなあ、となっていたら
ご本人が、知人から古い制御なしモデルの足回りを譲ってもらったので、それを付けて欲しいという流れになりました。
僕も悩みました。電子制御付きのサスを全部とっぱらって、機械式サスを取り付けてどういう結果になるのか?
そもそも取り付けは出来るのか? 引き受けるべきなのか?
しばらく悩みましたが、もうお付き合いも長いお客さんですから
結果に責任は持てないけど作業することにしました。

しかしこのマセラティと言うメーカーのクルマは実に大変なのです。何が大変か?
何一つとして楽をさせてくれない作業者泣かせのクルマなのです
この段階では単純にショックアブソーバーの交換と言う、高を括った見方だったのですが
そんな甘い物ではない事を、このスタート直後からぶっこんでくるのです
まずは右のリアサスからなのですが、ショックアブソーバーを止めているボルトが全く緩みません。

1/2の巨大なラチェットハンドルが折れそうなほど力を入れて、やっと少し1/8回転ぐらい回り
ずっと硬いまま回しては戻し、回しては戻しを繰り返してどうにか抜きました。
ボルトがかじっていたようです。それはオーバートルクと言うよりアルミのナックルに鉄のボルトを入れた結果、焼き付いたような感じです。
そして反対側は…
さらに硬く、長いスピンナーハンドルを渾身の力を込めて回しては戻しを繰り返しますが、肉体的な限界に来て最終的にインパクトレンチで外しました

結果、どちらのナックルもボルト穴が粉砕しました。とんでもないアクシデントが発生しました。


もはや後戻りはできなくなりました。ナックルは交換か、どうするか考えながら進めます
そして預かった機械式のビルシュタインのショックは分解して、エナペタルにオーバーホールに出すことになりました。
付いていたショックアブソーバーには電動制御式の為、コネクターを外さなければならないのですが、そのコネクターはトランク内の一番前側にあり
そのコネクターにアクセスするには、トランクの一番前側のトリムを外さなければコネクターを外せないという…

しかもトリムは後ろから順番に、しかし全てのトリムを外さないとアクスセできず、もうこの時点で結構うんざりしてきます


全部トリムを外して、さらにこの黒い板の向こうにコネクターがあります。
このコネクターの為だけにここまで分解しないと触らせてくれません。

まずは1本取れました

さて、このナックル、どうしたもんじゃろなあ….

中古で交換の道を模索しました…
つづく

