マイケルシェンカーの新譜
久しぶりにマイケルシェンカーの新譜を買いました。
マイケルシェンカーフェスト以来かな。それは何故ってその収録曲がなんたってすごい。
そのためにはまず、このアルバムを聴かないと。
僕が中2の時に狂ったように聞いたUFOのアルバム、Strangers in the night 邦題はライブだけなんですね。

かのマイケルシェンカーが居たバンド。かのマイケルシェンカーが失踪したバンド。このときのフィルモグの印象が強すぎて今現在でもちっといい人に思えません。
ぜんぜんそうなことなかったのに。当時の音楽情報なんて、話し半分で信じてないととんだ恥をかくことになります
曰く ブリザードオブオズ時代のオジーは、デカいマジックハンドで18m先のアリーナ最後列の人にピースサインをしたとか
曰く エイドリアンヴァンデンバーグは他人の曲をコピーしたことはないとか
まことしやかにホントっぽいようなウソを書くから、純粋なおがわ少年は信じちゃう
話しは戻ってこのアルバム。あまりに素晴らし過ぎます。全曲捨て曲なしでしかも超好演奏。
ちょっと見にくいですが、収録曲は下記の通り。
1 | Hot ‘N’ Ready (Live) |
2 | Cherry (Live) |
3 | Let It Roll (Live) (2008 Digital Remaster) |
4 | Love To Love (Live) (2008 Digital Remaster) |
5 | Natural Thing (Live) (2008 Remaster) |
6 | Out In The Street (Live) (2008 Digital Remaster) |
7 | Only You Can Rock Me (Live) (2008 Remaster) |
8 | Mother Mary (Live) (2008 Remaster) |
9 | This Kid’s (Live) (2008 Digital Remaster) |
10 | Doctor Doctor (Live) (2008 Digital Remaster) |
11 | I’m A Loser (Live) (2008 Digital Remaster) |
12 | Lights Out (Live) (2008 Digital Remaster) |
13 | Rock Bottom (Live) (2008 Digital Remaster) |
14 | Too Hot To Handle (Live) (2008 Digital Remaster) |
15 | Shoot Shoot (Live) (2008 Digital Remaster) |
僕が中学生の時は2枚組のLPで最初の2曲は入っていませんでした。
マイケルに限らず、フィル、アンディ、ポール、ピート全ての人が良い仕事してます。
しかし、UFOはマイケルを失った後、急激に失速し墜落します。後任はマイケルの助っ人役的なポールチャップマンをはじめ、なんとあのローレンスアーチャーやアトミックトミーMや、あの矢沢でも仕事をしているジェフコールマンも在籍していました。特にヴィニームーアが加入してからは定着しましたが、ちょっとした学校のように出入りしたメンバーの数が多いです。
その全盛期のライブを再現するかのように再録された今回の作品

そしてまた、世界中のHM系ミュージシャンが大挙して参加しています。
基本的なメンバーは
マイケル・シェンカー (ギター)
バリー・スパークス (ベース)
デレク・シェリニアン (キーボード)
ブライアン・ティッシー (ドラムス)
【ゲスト・ミュージシャン】
アクセル・ローズ
スラッシュ
カイ・ハンセン
ロジャー・グローヴァー
ジョーイ・テンペスト
ビフ・バイフォード
ジェフ・スコット・ソート
ジョン・ノーラム
ディー・スナイダー
ジョエル・ホークストラ
ジョー・リン・ターナー
カーマイン・アピス
エイドリアン・ヴァンデンバーグ
スティーヴン・パーシー
エリック・グロンウォール
ただ、かつて名を馳せたジョーリンターナーは後からライナーノーツを知ったからわかったようなもんで、ずいぶん変わった印象です。
アクセルローズもなんだか歳を取ったなあ的な印象。ジェフスコットソートも同じような感じ。
もちろん、みなさんめちゃくちゃ上手なのは間違いないのですが、80年代後期のあの時を知っている身にとってはそう思えてならないのです。
そんな中、一人気を吐くビフバイフォードは素晴らしい。英国の誇りですね。
また、マイケルの色あせないプレイは本当に心を満たしてくれます。
ギターはゲストミュージシャンいらなかったんじゃないかな?と思わせるほどです。
ペンタトニックスケール主体で回しているのに、どうしてあれだけのメロディー豊かなソロが組み立てられるなあと
本家UFO無き今、本当に心底楽しめるアルバムに久しぶりに出会えました。
このアルバムはソンをさせないので、ぜひ買って聞いてください