プジョー508の整備
以前、オイル交換の際にあれこれ不具合が見つかった508、ユーザーさんの強い要望で作業する運びとなりました。
オウジョーのフルサイズセダン、508。
エンジンはもちろんBMWの例の1.6ターボエンジン。
まず最初にリアブレーキパッドから。
このクルマはオートマチックパワーパーキングブレーキなので、診断機を取り付けて、パーキングブレーキの動きを止めてからでないと、作業できません。そして、欧州車には毎度おなじみサイドブレーキとリアキャリパーが一体型のヤツです。
まずは接続して
動きを止めます
これで自由に作業可能です
キャリパーを外します
見事なまでに使いこんだリアパッド。残量0ミリ
すばらしい交換タイミング。坂本九も歌ってました。
新しいパッドの表面は軽くダブルアクションサンダーで剥いておきます。
専用の工具でピストンを押し戻します
硬いのでラチェットハンドルで戻します
これは本当に便利な工具なのです。
キャリパーブレーキツールセット|株式会社ハスコー (hascotools.co.jp)
そして特殊工具はみな高いのですねえ
組んだらですね
外した時とは全く違う状況なので、キャリブレーションしないとクルマがあれれ?となってしまいます。
再びこの画面に戻って
一度パーキングブレーキを効かせてからキャリブレーションします。
そのように書いてありますね
これで再起動させてOKです。
つぎの整備に参りましょう
しかし今や何をするにも診断機が無いと何もできない世の中ですなあ。