ブレラの塗装 準備編
集中審議中のブレラ。今回は塗装の為の準備。マスキングです。

塗装作業の中でもトップクラスに難しいのがマスキングです。
極端な事を言えば、塗る事そのものより奥が深い
途中で見落としていた凹みを見つけてしまい、リカバリーします

まあ、だいたい240から320番手のグリッドで研ぎます。

フィラーパネルを外して極力マスキングをしやすくします。
こういった場所は大変足付けが甘くなりやすいので工夫をして足付けするのが良いでしょう

また、見えにくい所の足付け不足を補うために何度も確認+サンディングを繰り返します

マスキング作業はどこまで見えて、どこまで見えないのかをよく考えながら行う必要があります。

直接スプレーが掛からなくても、意外にミストが入り込むので、しっかりマスキングします

今回はフードロックを外しているので、何回か開け閉めして見切りを確認。

その後車両全体を大きな炭酸カルシウムのフィルムで覆い。さらに近隣まで塗装される場合は2重3重にマスキングします。

これでおおよそ出来上がり。
マスキング作業は油分やシリコンなどを嫌いますから、全く油分のある作業をしていない事が前提になります。
例えば、エアコンの修理作業をした後、塗装すること言うことはできません。
また、オークションで入札がある場合も、その前後1時間くらいを取られます。
時には人が来たら、話しの一つでもしないといけません。
電話での問い合わせ、作業方法など僕の作業が進まない言い訳はたくさんあります。
作業が遅れて多大なる迷惑をおかけしているお客様に、申し開きのしようがありませんが、こうして少しづつ作業は進むのであります。

