フィアット500の場合

先日、以前販売した500、通称チンくんがエンジンがかけられなくなりレッカー入庫しました

エンジンスターターをつなげてエンジンをかければ一発始動なのですが、なぜか自力では全くクランキングできません。
前日までは元気に走っていたらしいのですが、バッテリーにはなんと5Vしか余力が残っていませんでした

夏の終わりのかき氷のような端子

まずはバッテリー交換して様子を見ます。もちろん元気にエンジンがかかります

さらにエンジンをかけっぱなしして数時間置きます

そこで電流値を見ます

-48.12Aと言うのはバッテリーに向かって48.12Aが流れているという意味です
充電されているのです。ちなみにこのクルマは充電制御車ではありません

続いてバッテリーやオルタネーターの状態を見ます

続いてオルタネーター

無負荷ではまずまずの成績です
続いて負荷状態で レクチファイア問題なし

ライトやエアコンなどを全開にして

後は診断機をかけてみます

まあ、これもそれっぽい内容の文言が並びます。

まずはエラーをクリアして様子を見ます

自動車はキーを戻してエンジンを止めるのですが、エンジンを止めてしばらくはクルマが使う電流が落ち着きませんで、少なくとも5-10分くらい何もしない、さらに10分おいてエンジンを止めてから320-30分すると、クルマの中で電気的なデバイスのほとんどが休眠して、電流値が安定します。
そして、先のクランプメーターで電流値を測りますと0.1アンペア未満であればひとまず暗電流も問題ナシとなります。

画像が無くて残念ですが、何日も様子をみて暗電流の恐怖も無くなって、問題なさそうなので、結果、問題だったのはバッテリーと結論付けて納車です

再びかわいがってもらえるかとユーザーの元に帰っていきました

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Previous article

155の車検

Next article

カングーの整備