テーマの泣き所

もう結構前になりますが、僕自身もランチアテーマターボに乗っていた過去がある事をブログに書いた事がありますが
もう30年近く前の話です。
そのテーマは2年落ち15000kmで、当時の勤め先から買ったのですが、その時からあまりちゃんとアイドリングせず
朝はしょっちゅうストールしていました。

今回のテーマもヒドイもんで、満足にファストアイドルしてくれません

当時はまったくクルマを知らず、なんでかなー?なんでだろー?とそれなりに無い頭で考えましたが、アイドリングはこいつが犯人と断定して良いでしょう

アイドルバイパスバルブです。今のようなモータースロットルになる前は、アクセルワイヤーでひっぱるタイプでした。
しかし、そのタイプのスロットルボディでは、アクセルを戻せばスロットルは全閉になり空気が行かなくなってしまい、たちまちエンジンハストールしてしまいます。
空気が無ければガソリンだけでは燃えないので当然です

しかし一口にアイドリングと言っても、いろいろなシチュエーションがある事を忘れてはいけません。
それは水温が低かったり、エアコンを作動させたり、大きな電流が必要になり、オルタネーターの負荷が大きくなったり
都度都度、ECUはその状況を考えて、このアイドルバルブに指令を出すのです。

オーダーを受け取ったアイドルバルブ、中のオリフィスを動かし空気の通り道を狭くしたり大きく開けたりしてアイドリングが一定になるようにするのです。
ちなみに電動で動くモータースロットルはそのアイドリングの際の繊細な空気量もスロットルボディが受け持つので、アイドルバイパスバルブはありません。

しかしアイドルバルブはとうに日本では欠品状態で輸入に頼るほかありません。

国内にないので、到着を待つ間になんとか改善できないかトライして見ます

カッチカチになったゴムホースから部品を外すのは緊張の連続で神経に悪いです。

ついでと言ってはいけませんがスロットルボディも清掃

きれいにしました

上に見える黒い物体はスロットルポジションセンサーです。

それほど重要な物ではなくて、スロットルを踏み込んだ時のキックダウンスイッチです。まあ、重要でないことはないか

結果を期待しつつ組み戻すと。大変に良い感じになりました!
アイドリングが高くなりすぎてしまい、アイドルアジャストスクリューを戻してアイドリングを下げたほどです。

と喜んだのもつかの間、翌日にはECUが学習したのか、再び元に戻って、結局アイドルアジャストスクリューを戻して、とりあえず、わずかにスロットルコントロールリンケージをわずかに動かして、アイドルアップを果たしました。

本当に学習されない程度のわずかの長さ調整に。
しかし、テーマ。もう部品ぜんぜんないっすねえ

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