ズレるんです
1月の終わりに大きな整備をしたカングーのお客さんから車検のご用命をいただきました
しかし、その数日後、なんとファンベルトがずれている旨のメールが届き、ああ、プーリーが余っているのを見て言ってきたんだろうなあ
と、送られてきた画像を除くと、驚いた事に本当にずれています。
これはどういう状態なのかと言いますと
何かしらの力がスラスト方向に働いてずれてしまったようです。
ベルトがずれるというか、外れてしまう事象で有名なのが、カングーの場合、このオルターネータープーリーの不良
やクランクプーリーの不良が有名です。
今回もその仲間であろうと、しかし早い段階で見つかってよかったです
このまま走行すると、ベルトが外れて、高回転で回るクランクプーリーが拾って巻き込めば、タイミングベルト切れの原因になります。
かつてそういう事が疑われた事象も見たことがあります。
さっそくレッカーでいらっしゃいました。
このクルマは見にくい上に前側ヒンジのボンネットなので、重要な部分が見にくい。
とりあえず、あの金属の塊をおっぱずして各所点検するも、具体的な不具合は確認できず
すると各プーリーなどの点検となり部品を外しながらの作業になるのです
さっそく原因探求の始まりですが、このカングー1と言う車種は実に整備しにくい
なのでバンパーを外して挑みます。
すぐに分解した絵面になっていますが、ここまでも強烈に大変です。
クランク問題なく
オルタネータープーリーは既に対策後のプーリーが付いていました。
となると、限りなく下手人に近いのはこのテンショナー
僅かながらスピンドルにガタがあります。よごれもあり、危険な状態の元を作ったのはこのドライブベルトテンショナーではないかと
さっそく部品は取り寄せ済みでして
完全にガタは駆逐されました
ここからはひたすら試乗の日々です。
あと、オイルもれでフロントバンパーが油染みが結構ありました
下手人はこちら
パワーステアリングのプレッシャーS/W
これもカングーあるあるですねえ。
さっそく交換になります。
今回はこの続きはありません。
画像を撮るじかんがなくて、残念ながらこれで終了です。