スズキハスラーのオルタネーター交換
今年の冬は暖かでした。特に毎年寒くてがたがた震えていた大寒も春のような感じで過ぎていき
先日も毎年行っている府中の梅も既に殆ど散り終えて多くの枝を見に行ってきた感じです。
そんな中、国産軽自動車の車検でスズキハスラーの登場です。
ついこの間発売されたイメージのハスラーも既に9年経過して、このクルマは3回目の車検なのですが、新しいイメージの車種でも、ボヤボヤしている間に重加算税の餌食になってしまいそう
今回の車検ではそれまで大した整備をしてこなかったツケが回って、結構あれこれ作業します。
しかし、今回の車検でたっての希望で、ベルト付近からの、コオロギが鳴くような異音がするそうです。
回転に合わせて「ひっ、ひっ、ひっ」と文字に起こすと面白いですが、ユーザーはそれがかなり気になる様子…
最初に話を出されたときは、中古車販売店でオルタネーターが悪くて10数万かかると言われたらしい…
しかし、5万そこそこの走行距離で、オルタネーターから異音する?
車体が高温で溶けない限りエアコンが効いて快適な車内でいられる無敵の国産車が
僕は音の出どころ、音の種類からテンショナーかアイドラーからの音だよと、断言して預かりましたが真相はいかに
オルタネーター、テンショナー、アイドラーがひしめくベルトレイアウト。
しかもそれらが同じブラケット上にあるのが気になります
ベルトを外して、各々のプーリー、アイドラーベアリング、そしてオルタネーターのプーリーをそれぞれ手で回します。
すると、テンショナーベアリング、無音でくるくる回ります。アイドラーベアリングもクルクル静かに回ります。
そして最後のオルタネーター、僅かにシャーと音がします。これをベルトで回すともう少し大きい音になるのでしょう
ああ、オルタネーターが原因でやんの
ところがこのオルタネーター、なんと16万円以上します….
リビルドでも最低6万円前後します。テンショナーやアイドラーの交換をやめてオルタネーター交換に専念してコストを圧縮します。
オルタネーターは見える位置にありますが、ブレーキマスター群とエアクリーナー、インマニ群に囲まれている為に簡単には出てきません。
下側には絶対出ませんから、脱着にはマニホールドを外して行うようです。
結構な分解具合です。ここから画像が小さくなっていますが、お気になさらず(笑)
こうなって外れるオルタネーターは
後ろにエネチャージだか、Sエネチャージだかが付いているのでかなりデカイです。
取り付けは戻すだけなのですが、そこは最近のクルマ、簡単には許してくれません。
ベルトを外すのはベルトをハサミなどで切れば外せますが、取り付けはそうもいかない
で、特殊工具を用いて行うのですが、それが実に興味深い
これがベルトテンショナーを引き戻す工具ですが
エンジンマウントなどのボルトを使って工具を固定して
鼻フックよろしくテンショナーを持ち上げて
しかしこの時にどうしてもエアコンを回しているベルトが邪魔で、ベルトを外さないとテンショナーツールが使えないのです。
しかし、エアコンを回しているベルトはストレッチベルトと呼ばれる無理やりプーリーにかけて入れるベルトで、以前のようなテンショナーやエアコン本体のブラケットを緩めて、グラグラにしてからベルトを脱着するのでく、切断しか方法がないのです
これも専用工具を使って
この青い工具でぐいっと伸ばして、ベルトをプーリーにずらして入れるのです。
なので、ベルトは傷んでる傷んでないに関係なく、切らないと外せない仕組みなのです。
なんでこんな仕組み使うかな~?
こうして
整備が完結していくのでした
先週はA1お世話になりました。快調です。3日の日曜日に車検してきました。距離が入らない車なのでまだ乗ります。久しぶりに10年越えですね。引き続きよろしくお願いいたします。昨今のスタンドックスのお話もありがとうございました。昨日4日はジュリアスーパーのオルタネーターをGarage33で交換してもらいました。オリジナルのBOSHをリビルトするより国産を推奨され、かわいい軽自動車用 が付きました。そのものだけで7-8万円とのこと、同じ軽自動車でも16万円のものもあるのですね。昨今しゃれた軽は電気もいっぱい必要なのかな。ファンベルト1本のスーパーでもオルタネーターが新調されるとそれは通電力”強”実感できるものでした。運転中、ドライセルの充電にもよろしいようで30年近く使っている当時のオッデセイのドライセルはまだ行けそうです。
こんばんわ。この軽はオルタネーターを回してクランクの回るのを手助けするエスエネチャージシステムが付いているので、16万円もするんですよ
あ、でも僕も何が付いているかわからないのですが、エネチャージなら回生ブレーキだけと思います。