クアトロポルテ再び

最近多いクアトロポルテです
以前はF1が安くて07以降のトルコンATが高いという構図でしたが、今や新旧入り混じってなんでもありの状況。

そんなQPの環境で、臆することなく値段に向かってバットを振って買ったQPの入庫です。
最初は電話で相談を受けた時にお断りしようかと思ったのですが、車体を安く買ったぶん、整備に費用がかかるのは最初から織り込み済みとのとこで、引き受ける事になりました

依頼内容はオイル漏れを何とかしてほしいそうです
さっそくどこからオイルがもれているのか下回りを確認。何やらただならぬエキゾースト。

当たり前のようにサイレンサーもキャタライザーもありません。
猛烈に潔い振りっぷり。当然音も極悪。そう、かの悪名高きクライスジーク。泣く子も黙る音圧

もう車検ななんて通す気なんてヤボなことを聞いてはならない。

さらにはKWの車高調も入っている

これをヤフオクで95万円くらいで買ったそうです。部品代と考えても安いと…
このM139と呼ばれるクアトロポルテは結構なヒット作で、フェラーリのF136 90度V8 4200CCが100万円しないで手に入るとなると、スゴイ時代になった物だと感じてしまいます。
しかし、どんなに車体が安くなっても、部品はかつての1000万円を軽く超えるクルマの物なので、とてつもない値段になる事が多いです。
このブログをご覧になってる皆さんに、僕は声を大にして言いたい。イタリア車の多くは車体は安い。しかし、部品の値段は強烈です。当然、修理費用は国産車など比較にならないほど高額になります。買った後の事も考えて購入しましょう。同じ事はフランス車にも言えると僕は断言できます。

このクルマは?
うーん、やっぱりすごい。

オイル漏れの主原因はこれ。例のオイルレベルセンサーからの漏れですね

どんどん流血しているのが良く分かります

また、ステアリングラックからの漏れもあります。これはもうラックユニットの交換しか方法が無いか

インタースペアーズに聴いたら75万円ですって。もちろん税抜き。
さらにベルトもひびひびのあみだくじ状態。

しかし、こうして点検している間にも

地面にこうしてオイルが垂れてきます

この間、15分くらい。結構な漏れ方です。
今回は、ユーザーと打ち合わせの上、エンジンオイルの漏れ、ATFの交換、ドライブベルトの交換。を行う事になりました。

実作業は次回のブログから。

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