カングーを直します 3の2
エアコンの修理をしているカングー。
コンプレッサーの交換で、まず疲労が蓄積します。
その理由は全開も書きましたがあまりに狭いロケーションにあります
フレームとエンジンがこれしか開いていない
これが狂気の沙汰と言って何が悪い。ベルトすら入れるのに苦労するクルマなのです
そしてその狭さはサイドメンバー方向だけでなくフロントのクロスメンバーなどにも近く、作業する際に上げたり下げたりしている時に何かに衝突しないか、確認しながら作業します。
下げる事ばかりに気を取られると、コンプレッサーのプーリーがフロントクロスメンバーに当たるのに気が付かず、コンプレッサーのシャフトを曲げて壊れかねないし、
なぜだかプーリーの溝の数とベルトのリブの本数が合わない事に気を取られると、今度は逆方向に向いて開くボンネットフードに頭をぶつけます。
どこまでもとんでもないクルマなのです
さらに続いてコンデンサーも交換
レシーバータンクが付いてこず、時間がかかりましたが、一通りそろいました
手間がかかることこの上ないクルマでした。
でも出来上がったカングーは、ユーザーに再びかわいがってもらえるでしょう