カングーの車検整備その2
カングーは既に生産中止からかなり時間が経っていますでしょ?
すると車体価格が安いのが出て、いろいろな販売店で販売されるようになるんですよ。
それはもちろん悪い事ではなくて、いろいろな人がちょい古ですが、フランス車と仲良くなれるいいチャンスでもあるのです。
しかし、ちょい古フランス車やイタリア車は手加減してくれません。
国産車感覚で扱うとなかなか手強い。特に意外に身近な部品ですら難しいという現実に晒されます。
カングーの場合、まず、エンジンオイルフィルターですら大変です。
さらに診断機や電装の故障など初見殺しが頻発します。
それでも欧州車の魅力にとりつかれて一生懸命やる人もいますが、多くの販売店、さらには買ったユーザーもサジを投げてしまう事が多いのも現実です。
まず、輸入車なので、根本的に部品も工賃も高いですから、そこでまずやられてしまいます。
でも国産車でも古くなれば壊れます。メンテナンスと車歴は表裏一体なのです。
さて話は戻って、いや変わって車検の続きです。
車検に落ちてしまったので、先に出来る整備をします
ハンドルを切りながら進むとかなり大きな異音があって、それを整備したいのですが、スタビブッシュが終わっているとのことで、そちらから

なんとミイラみたいなスタビブッシュ。しかも取り付けボルトは折れていました

すごい状態のブッシュのなれの果て
時間旅行から帰ってきたような状態
確かにすごい音がしていましたからねえ。
でもスゴイ音の元の第2段はリアハブ。

手で回すと回るか回らないかくらい。引きずっているようです。
しかしかと言ってホイルシリンダーが悪いわけでもなく。
ベアリングが良くないようです。


新しいベアリング

古いベアリングはテーパーローラーベアリングで、強度が高く、カーブなどで強い負荷がかかったときだけ音がしたのではないかとイナリくんの談話

良いベアリングを使っているようで

さて走行している間に部品が届いて、再度車検場に向かうのでした
