カングーの車検と思ったら
先日、車検のご用命を頂いたカングーⅡ。
あれから2年か、と感慨ひとしお。移動の為に乗って動かそうとすると
クラッチペダルが異常に浅い。もう足を載せただけでクラッチが離れちゃいそうなほど。
こ、これは…. これは酷い。
イナリくんが乗っても、やはり同じ事を言います。
こりゃそうこうしているうちにクルマが動かなくなっちゃう。
ヘタすれば、預かっているうちにクラッチがズルズルに滑るようになってしまうかもしれない
それほどまでに危機感を感じるペダルの浅さです。
ユーザーに連絡を取り、事の次第を伝えると、クラッチ交換してほしい旨の回答をいただきました。

カングー1と比べるとかなり交換はやり易そうにも見えます。
僕らの見立ては、サスペンションクロスメンバーはそのままに、ラジエターの載るフロントクロスメンバーを脱着して作業するというプランです。
ある意味最も危惧していたシャフトとハブの縁切り。カングーⅠと違って2ではスムーズに外れました。

ドライブシャフトを抜きます。

さて、良いポジションになってきました

このカングーの優れているところは、いやルノーの優れているところですね。それはほとんどこの程度の工具でトランスミッションが降りてしまうところです。

徹底して、10mm、13mm頭のボルト、30もしくは40のトルクス、あとは17mmのソケットなど
後述しますが、さらにこれまた徹底したコスト削減のされた仕組みですね。
しかしそれは決して、作業が簡単であることを工程するわけではありません。
トランスミッションなど大物を出してくるにはいろいろ必要な物があります。工具? 設備? いやそれは長らくこの業界に身を置いて、どこかに忘れてきたガッツかもしれません

上側のボルト類を外して、マウントも分解します。

信じられませんがこのスペースでトランスミッションを出してきます。

続きはまた次回

