カングーの修理 ATの陣
ATに不調をきたし、ダンジョンを制覇したMPIが次に向かうのは走れるようにする準備。
どういうわけだか低圧ポートしかないカングーⅡの前期。後期からは両方あったような
しかし、エアコンの故障が来た時に原因とか解らないとおもうんだけどなあ。
真空引きして、漏れがないか確認している間にATFを入れます。
ATFはトランスミッション上部のドレンと同じ四角い穴のボルトの穴から入れていきます。
スゴイ入れ方。しょうがないMPIにはATFチェンジャーが無いから。
でもこれで十分です。ATFの容量は6L。リキモリのトップテック1200を予め5L入れてエンジンをかけて、ATケース下側のドレンボルトを外します。
診断機を接続して、油温を見ます
もちろんフォルトが無いか見て、次の画面
30℃を超えるまで、エンジンをかけっぱなしにします
ドレンも抜きっぱなしで、ATF出放題。それでいいんです。
30℃に達する頃にはあまり出なくなり
そこでドレンボルトを締めます。
続いて放置していたマニホールドゲージを見ます。
何しろ、高圧のポートが低圧なので、目盛りが小さい。見にくい。本当にやめていただきたい
満タンで371.2g
カングーの冷媒要求量は500+-50
2本新品を飲ませて、1本を半分入れます。
400(2本)と75gを入れました。
良く冷えるようになりました。
再度ATに問題が無い事を確認して
各必要な項目を書き込みます
ATフルードなど更新しました
さらには
学習をリセットします
出来上がったので試乗を繰り返えします。
油温や油圧、クラッチの滑りが無いか確認。
それらがOKだったので、高速道路でも走行試験。
完全に問題が無い事がわかったので、ユーザーにお返し。
かなり遠くからの入庫でしたが、うまく直ってよかったです。
今は祭り中なので、次のカングーをやっつけます。