カングーの修理Ⅱ

カングーの整備は往々にして地獄を見ます。それは今回もそうでしたが…

整備モードのカングー。しかしこのクルマの狭さは尋常ではありませんでした

個体によって広い狭いなんてあるの??

ご覧ください、満足にドライブベルトすら外せません

どの方向から見ても壮絶な狭さ

しかし、僕は納車でお客さんと話しをしている間に、なんとイナリくんは取り外してしまいました
納車の166

外れたパワーステアリングポンプ

その戦闘のすごさを物語るエンジンルーム

後で判明しますが、エンジノイルフィルターの下側がオイルで汚れているのはオイルフィルターがちゃんと締まっていなかったから
このオイルフィルターも結構大変なんですよ、交換が。なれない工場で作業したのでしょう
おそらくそこでは全く歯が立たなかったんだと思います。

スペースを確保するためにインジェクターまで外します

さらに問題のプレッシャーセンサーも交換します

しかしこれまた悲しい事にプーリーが抜けない…

交換する部品は純正品。しかしプーリーが別売と言う意地悪さ加減

そんな時に冷却水が少ない事に気が付き、あれこれ見ていると

サーモ付近から漏れた跡が見受けられます

ここはお約束の場所ですね。締め具合がどうとかの問題はありませんで、対応するかユーザーに連絡を取り確認します
ここは絶対に純正品を使わないといけないところです。シトロエンなどのBMW製1.6ターボエンジンのサーモ同様、社外部品では鬼門になる部分です

さらにパワステのセンサーを交換し

返す刀でスロットルボディを交換します

これまた純正品。高いのですよ….純正品。

コイツを交換して本日は終了

この頃が忙しさのピークかしら

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