カッパのサスⅡ
フロントサスペンションの続き。
長く、ワンオーナーで走り続けたカッパワゴンは、地元のディーラーで部品の調達が困難な事を理由に車検の継続ができなくなり
8年もの間、幽閉されていました。
今、再びその門を開けて道路に戻ろうとしています。
生産から25年が経ち、もう一度リセットするときが来たのです。しかしそれはいばらの道。当然のように身の回りにあった部品は姿を消して、どんな部品も簡単には手に入らず、長く続いた円高はいつの間に1.5倍に、ガソリン価格も1.8倍ほどに。
それでもなお、再び、公道を走らせたいというユーザーの元にあるクルマは幸せです。
だから、全力で向き合って歩を進めたいと思うのです

ドライブシャフトブーツも破れているので交換します。

シャフトブーツはCVジョイントをカバーするためにいろいろな方向に引っ張られて押し込まれて、このように破れてしまうのは運命的なもので消耗品と考えるべきです。

等しく時間の過ぎたインナーブーツもこの際に交換します。

仕事の都合上、手はグリスで真っ黒になります。

新しいブーツになって役者がそろった感じです。

あれこれ組み付けて

右側が完成しました。続いて左側

右と全く同じ事を作業するのです。

関係する部品は殆ど交換

ロアアーム、スタビリンク、タイロッドエンド、ラックエンド、ラックブーツ。

ドライブシャフトもオーバーホール。

役目の終わったブーツ。

ブレーキパッドの残量もかなり少ないので交換します。

アップライトを組み付けます。

組みあがるころには真っ暗になってしまいました。

これでフロントサスペンションは終了。

右も左もオーバーホールが終わりました。

久しぶりに地面に着地しました。

次はリアを作業します。