カッパのエアコン直します。中編
おなじみカッパドキアです。
前回の記事で、せっかくあれこれ直したのにコンプレッサーのクラッチが入らず、エアコンが機能しないことを書きました。
今回は原因を探求する旅人編。
ネット社会は便利なもので、昔なら万単位のお金を積まないと手に入れることができなかった整備書や配線図がたちどころに手に入る世の中。
カッパの配線図もネットで簡単に手に入れられました。
とはいえ、このブログの画面上では見づらい事この上ないのですが、がまんあれ
そして便宜上、数字に〇が付いたり番が付いたりしないと文字だけじゃ解らないので、大変に見づらいがそれもがまんあれ

上は配線図。下はロケーションとコンポーネント。そして一部のカプラー。

現在、下図の㉟のE3のコンプレッサーリレーにいるのです。
E3は一般的な5極リレーで、使われているのは4極のみ。メイン電源の30番には60Aのヒューズから供給される12Vが入ります。
ここにコネクタの配線番号11と22がリレーの86番と85番にそれぞれ+12とマイナスが入ることでリレーを作動させて、先の30番と87番がつながり⑪のクラッチに通電させる仕組み。

この配線図からは86番にはほぼほぼ12Vが入りっぱなしで、マイナスでコントロールしている仕組みなのが分かります。
しかしそのマイナスが来るところに+5Vが入っているので大変です。

その85番には72=エンジンECUから来ています。それはZまたはN(かなあ?Hかなあ?)のいずれか、または両方から信号を受けてNZにマイナス信号を入れているのでしょう

ZとNを追いかけると、Zはそのまま85=エアコンのコントロールユニット(インフォセンターと言うらしい)に入っています。

もう一つのNは途中で68のダッシュボードコネクターでVに変身し、26=プレッシャースイッチに入っています。
手短なところで、26のプレッシャースイッチのそれぞれの電圧やグランドの抵抗値を見てみる必要があります。

コネクターを外してL=ブルーとV=緑それぞれにグランドとの導通が無く、どこにも異常はない様子。と言うか、この時点ではプレッシャースイッチはコネクター形状からも点検しにくく、ほとんどノーマークで、それほどちゃんと見ませんでした。なぜ? 5Vと言う呪いに取り付かれていたのです。実は僕はどこかの配線がショートしているとしか考えなかったのです。
これには上流にある85=コントロールユニットのDコネクターの11番Z色を点検が必須と判断したんですよ。
ちなみに線色のカラーチャートも載せておきます


ちなみに85番はコントロールユニット。コネクタースロットは下記の通り

さらにDコネクターのピンアサインは?

余談ですが、今回の配線図もそれはそれは見えづらくて、大変なのです。
もうあまりに右目の視力が落ちてしまい、生活や仕事に支障をきたすようになり、今週土曜日に白内障の手術を予定しております
なので来週はほとんど仕事ができないかもしれませんね。
来週にはメガネをかけないで運転ができるようになっているはずです。
近くは老眼鏡がないと何も見えないようですが(笑)