イカロスの飛翔

クラッチのセンタリング、すなわちトランスミッションのメインシャフトが、クラッチとカバーのド真ん中を貫いて、メインシャフトのスプラインとクラッチディスクのスプラインがうまく合致させるようにすること。
そしてうまくミッションが刺さったなら、先に進める大事な関門。

あまりに大変なので画像なんて撮っている場合じゃありません。
それに打ち勝って、勝利の美酒、ならぬ勝利のミッションオイルを入れています。Fluid of Victory

準備が整いいよいよクルマに戻します

長かったなあ。

3人で忘れ物、間違えた配線配管、不都合な組み戻しなどが無いか、あらゆるところに目を配ります

6個の目で見て間違いない事を確認したらボルトを入れてクルマから外れないようにします。

最も難関のフューエルラインも取り付けてどんどん組み付けが進みます

お盆の後も暑い日が続きました

翌日にはラジエターも載って、いよいよエアコンのガス入れ直前の状態に
この日、お返しする日程が決まり、デッドラインに向かってコツコツ組み戻す作業が続きます

翌日も全く変わらぬ素晴らしい成績のエアコンシステム

エンジンオイル交換も同時に行います。

バリバリ涼しい風が出ています。

ゲージも理想的な圧力水準です。効かないワケがない。
そこからは一気呵成に組み付けが進みます

そして僕らはこの日を迎えました。長かったなあ。

何しろ、フライホイールなどで時間が掛かっちゃった

やはり正規輸入されていないと思わぬ落とし穴があります。気を付けたいところですね。

こうして僕は約束の地、所沢駅近くの受け渡し場所に向かったのでした。
道中、特に違和感は感じなかったのですが、目的地近くで一瞬あれ?なんかクラッチのつながりが浅かったような??
まあ、特に問題なさそうだったので、その場所に置いて帰ってきました。

しかし…
翌日思わぬメールにたまげます。

クラッチのペダルが床まで行って戻って来なくなりました。足で戻したり何とか帰ってきましたが、クラッチのフィーリングがかなり悪いです。と…

一番最初に預かった時に、クラッチのペダルがかなりフロアに近くなり、運転し難かったのを
僕らは残された時間は少ないと思い、作業に踏み切りました。Eくんは最初から、それレリーズだけが悪いんじゃなくて、マスターシリンダーも悪いんじゃね?
と言っていましたが、予算から既に外れているし、何より探したところで見つからなかった、と言う理由から考えないようにしていたのです
次回に先送りした代償は、意外にも爆速でカウンターパンチを放ってきたのです。既にマスターシリンダーはやられていたのです。

Eくんの忠告は残酷にも当たり、クラッチをオーバーホールしたにも拘わらず再び走る事はお預けになってしまったのです。

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