アルファロメオ166の整備その2

整備と言ってもエアコン修理から
前空きの投稿でエアコンをばらすところまで行った後期166Ti

みなさんお疲れですからリフレッシュするのです。

ヒーターコアとキャビンフィルターは交換します。再利用する部品はよく洗浄して再組立てに備えます

よく洗うとホントにキレイになるんですよ、特にこのクルマは限定車だし大事にされて今日まで来ていたことがよくわかる個体なので、何事もキレイになります

エバポレーターも洗っちゃう。エバも洗剤でよく洗います

どんどん組んでいきます

スポンジでがっちり覆ったエバポレーター。再び長らく仕事に就いてもらいましょう

エキスパンションバルブも新しくします。何とは言いませんが、基本的に再利用するものではありません。また車内循環を切り替えるリサーキュレーションアームも新調
どれも入手困難な部品ですが、可能な限り生き返って欲しいのです

隔壁まで付いてこの時点で、真空引きをしてエアコンのサーキットに漏れがないか確認します。ここならまだ戻ってエバポレーターなどの作業もできないわけじゃありませんから。やりたくないけど(笑)

以心伝心、自動車が何か聞いていたのか、いまいち、真空状態を完全に確保できません。どこか漏れているのです。
なんで~
試しにエアコンガスを入れて探知機で漏れど頃を探します。
エアコンガスは空気よりいくらか重い為に、エキパンやエバの接合面などで漏れがあれば、確実に反応します。
しかし、どこをかざしてもガスを検知しません。
その代わり、なぜかフロントバンパーの右側で反応します。
何度やってもバンパー右側の中、すなわちコンデンサーが漏れているのです。
なんで~(涙

と、いうことでこのような図になりました

コンデンサーのパイプの継ぎ目から漏っていました。後期はシュラウドの取り付けが複雑で、点検や修理も大変です。

さらにヘッドライトのバーナーもあまり良くないみたいなので、それも作業します。

ちょっと分かりづらいのですが、コンデンサーの下側がオイルで濡れているのです。
それらは分解してOリングを交換して、事なきを得ました。なんでこのタイミングで壊れちゃうんだろう
作業の為に、大気圧にして、その後再び真空弾きを行った影響なのでしょうか。不明です…

組み戻す最中。かなり汚れていたスロットルボディも洗浄

ピカピカになりました。インエークチューブがかなり破れていましたから、正常な燃焼バランスではなかったはずですし。
あのインテークチューブ、悪ですね

もうこれもウルトラレア化しています。しょうがないので、トヨタの黒い液体ガスケットを使い接着して、上からビニールテープで巻きます。
これ、本物手に入れたら、相当ラッキーです。

そして組み終わって試運転です。

するとなんと!

暖房しか出ません。エアコンはチャージしていて、低圧パイプは冷たく、システムに問題はありません。
なんで~!!!

あそこしかありません….

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