アルファロメオ147のエアコン修理
オイルパン修理で分解中の147,オイルパンの加工を待つ間、もう一つの注文のエアコン修理に取り掛かります
実はこのクルマ、分解する前からどこが悪いかはわかっている、なかなか稀なケースです。
それはパイプから漏れているそうで、そのパイプを交換します。
画面に見える銀色のパイプで前から室内のエキスパンションバルブま1本でつながるサクションパイプです
しかしこの部品、あちこち経由している為にどこまで分解をすれば交換できるかかなりわかりづらいですね
低圧、高圧の2本のパイプは仲良く、車両下側に降りて行っています
あれこれ外して、少しづつ持ち上げてどこが接触しているか探します。
そこから先は到底カメラで撮影している場合ではなく
一気に外しました。まことにたくさんの工具を使うのがイタリア車の特徴かもしれません
これが原因
よく見ると穴が開いています。
この部分のそばに何か回転したり、擦れるものは無く、何かどうも人為的に起きたようにも見えるのですが、実際のところは闇の中….
まあ、そういったところは心の中にしまっておいて
この部品、偶然あったのですねえ。
ラッキーでした。こんなのもう手に入らないだろうなあ
では頑張って取り付けスターティン
どうやってこんなん入れるねん!
でも根気強く作業したら、心は通じるのですよ。アルミの部品にも
そしてレシーバーも交換します。この作業は必須です。
これもMPIにあった166前期用の物が互換があったので取り付けました。相変わらず、プレッシャースイッチがおそろしく硬いこと
全部出来てきました
この後、マニホールドゲージを取り付けて真空引きして、そのまま1日放置して、ゲージが上がらない事を確認しました
そしてあとはオイルパンの出来上がるのを待ちましょう