ついにフィアット500

もうずいぶん前、お客さんからフィアット500が欲しいと相談をいただいて、オークションで良さそうな個体を下見していて
クオーターパネルに塗装歴があるあって、且つマスキングで塗っていると言うのがありました

僕はそれを見送ったのですが、なんとお客さんは、そのクルマを落札したところに見に行って買ってしまったというから驚き。

ヨソで買うのは一向にかまいませんが、塗装歴があって見送ったクルマを買ったというのに驚きました。
世の中狭いなあと

で、そこからそのお客さんのリクエストに従って長きにわたり車検などのメンテナンスや修理をずいぶんさせていただきました。
さらにそのクルマの晩年はご兄弟の娘さんがお乗りになったという事はなんとなく聞いていました。

しかし… 少し前からオーバーヒートの相談があったのですが、修理費用を巡ってどうするかいろいろ議論があったようで
最終的に僕の工場にレッカーされてきました。

見ると、まずラジエーターがダメで交換が必要な状態。
イグニッションコイルとスパークプラグがダメな状態
間もなく車検。
エアコンが調子悪い(前のオーナー時代から)
複数回オーバーヒートさせている

このような状況から手放されることとなり、僕の商品群の傘下に下ったのであります。

長い旅をして僕の所に来たと思うと感無量です
しかし、あれほどまでに高かったフィアット500も今やずいぶんと安くなったことに時の経つ早さを感じさせます
せっかくきれいな車体なので、修理してみようと思います

自分でやれば工賃はかからないとはいえ、部品代はかかります。
今回は
ラジエター
アッパーホース
サーモスタット

イグニッションコイル4本
スパークプラグ   4本

エアコンのヒーターとクーラーを分けるフラップの故障

前後のオーナメント

これらの交換と修理を行います。

クーラーガスの容量も適正か不明なためにガスも抜いておきます。

まずはラジエーター交換。

フロントバンパーを外して
リーフォースメントを上下で外して
クーラーコンデンサーを外してラジエーターにアクセスします

ラジエーターにファンを載せ替えて折り返しです

そしてサーモも交換

画像が無いのが残念ですが、サーモはぼちぼち立派で、センサー付き。

エンジンが無事にかかってくれたらいいのですが

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