しかしさあ…

先日、工場の近くの方のジープのバッテリー交換をしました。


ジープと言えば長渕、強さの代名詞。
富士山、長渕、ラングラーとは交通標語にもなったような気がします。

バッテリー交換と言えども結構大変です。
完全にバッテリーを上げてしまうと診断機を使ってあれこれ消さないと不都合が起こりますし、警告灯の点灯が消えません。
車検に触れる警告灯なら消さないとうまくありません

しかし

ジープと言えどもステランティスグループの一員、もちろんセキュリティゲートウェイ(SGW)付き車両なので、ステランティスの認証を受けないと全く何もできません。
これでいいんですかねえ? しかもこのように認証を受けた診断機のメーカーは限られます。
ネットではSGWを飛ばした位置にあるOBDソケットを見つけて、そこならどんな診断機も入れますとありますが、ヘタすれば診断機のメーカーが大手振って探してくださいなんて、インチキな事を言っているメーカーもあります。
でも考えればすぐに分かりますが、少なからず分解が伴い、クレームの要因を作り兼ねません。
そもそも新しい、まだ何も分解したことのない高級車や新しいクルマを分解したいか?って話なのです。
まあ、TEXAのように殆どサポートを受けることができず、買ったらあとは自分の創意工夫でやれ、と言わんばかりの販売店も良いとは到底思えませんが(笑)

でも、かつて、CDのコピーをする文化が旺盛だった2000年代。コピーコントロールCDなどが出回りましたが、今回のようなSGW付など面倒くさいのでCCCDのように止めて、ごく一部の超高級車向けにしてほしい物ですがいかがでしょうかね

バッテリーを完全にダメにしてしまうといろいろな故障コードが残ります。
そもそも、世のエコブームのおかげで充電制御車花盛りです。
普通に走っている時は全く発電せず、ブレーキを踏んだり、減速の際に充電する仕組みのクルマを指します。

それゆえ近距離の利用が多いと殆ど充電せず、どんどん放電してしまい、いつも喉が渇いた状態でいるのです。
それこそノーマルのバッテリーだと枯渇して死んでしまうのですが、充電制御用のバッテリー=AGMバッテリーは、飢えや渇きに強いバッテリーなので
ノーマルのバッテリーよりはるかに長持ちします。しかし、誰だって働くだけ働いて、成果をもらえないほど残酷なハナシは無いわけで、やがて、バッテリーが上がって死んでしまうのです。

ヨーロッパ車のディーゼルも同じですが、環境を優先するあまり、自動車の本来のあり方が歪んでしまうという、なんだか本末転倒な気がしてならないおいらです。

あれ、誰か違うタッチになってしまった。

結果として消せれば良いのではありますが、もう少しライトな感じで診断機を使いたいですね。

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