いとしのセリちゃん

もう古くから車検以外をご用命の202セリカ
今回は、前日に「なんか最近、ボンネットから他のクルマより湯気が出ている気がする…」

と電話で相談がありました。
焦げ臭いか甘いにおいどちらかしませんか?と聞いてもそのどちらでもないと

じゃあ、明日午前中、見ますよと約束して電話を切った翌日の朝5時半
メールでオーバーヒートした、とありました。
すぐ近くの公民館の駐車場に止めさせてもらっていると

さっそく引き取ってクルマを見てみました。

もうLLCが滴っていますね

ラジエターが割れてしまったようです

漏れ止め剤が仕事をした跡がありますね。

さっそく仕事に取り掛かります。
漏れ止め剤で汚れたアッパーホースを引っこ抜き

ロアホースも抜きます。
この時までに当然、冷却水は抜いておきます。

ATフルードのクーラー用ホースも抜きます。

そしたらあとは配線を2つほど外して、

ラジエターの両肩のステーを外したら

もう取れちゃいます。

つくづく日本車っていいなあ、整備の事も考えてくれてるんだなあ。
イタフラ車で慣れている人間にとってはつかの間のリフレッシュのようです

26年間働き続けたラジエーターも、その役を解かれて地上に降り立ちました

さすがにもう純正新品は無いので社外品を使います。

部品をそれぞれ右左で交換だ!
と思ったら、よく見ると加水分解なんて上品な物ではなく、黒い物体Xになり果てたスポンジがある事がわかりました

うわー、なんだか気持ち悪いのだ

さすがに見て見ぬふりはできないので、除去して何かスポンジをあてがいます。

このスポンジ、実はとても大事なもので、ファンとラジエター、コンデンサーとの密着を図り強い冷却効果を促すのです。
とにかく、少しでも風を吸い込んでラジ・コンから熱気を取って、真夏の時期にはよりエアコンが効くようにするのです。

いつもアルファに使っているスポンジテープしかないので、それで凌ぎます。

なんかかなり大きいですが、大は小を兼ねるのでこのままいきます

すごくギューギュー感がありましたがうまく纏まりました。水温センサーも付け替えてクルマに戻します。

意外なほどセンサーって壊れないですね。

バッテリーがなぜか弱いので、充電しながら作業します。
訳5Lの冷却水を使いました。

ヒーター全開で、電動ファンが回るようになるまでエンジンをかけ続けてエアが出て行ったら出来上がりです。
しかし、本当に作業的には楽でした。ラジエター交換ためにラジエターを外せばいいのですから。アルファロメオなら147、156、166もまずはフロンバンパー外しからですよ。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

W124のメーターパネル その2

次の記事

メルセデスのあれこれ その2