ジュリアのバンパー修理
イタリア車のバンパーの補修は難しいケースが多いです。
デザインが優先されて塗りにくいし
このクルマも例に漏れずすごいカタチ
まずはキズを直します。
たったこれだけ、されどぜんぶ塗装するのです。塗装するためには部品が付いていては上手く塗装できませんので、分解します。
場合によってはこれくらいのキズでも交換したりもします
サフェーサーを塗装します
サフェ用のガンが登場
塗ったら焼き付けて♯600番のサンドペーパーで研ぎます
バンパー全体を1000-1500番で足付けします
研いでプラスチック素地の露出した部分に直接塗装できないので、専用のプライマーを入れます
プラスチクプライマーです。
ウエットオンウエットで塗装するのでそのまま次の工程に進みます
塗装は先の159と同じカラーなので、そのまま塗料を使って塗ります
この時は全部同じニューロッソアルファでした
その塗料でもぴったりでした
指触乾燥させたらクリアー工程に進みます
クリアーはMSシステムのエクスプレスプレミアムクリアーを使います
1度目は軽く、非常に塗りにくい塗装物なので慎重に。
2度目はがっちりクリアーを入れていきます
クリアーだけで1L近い量の希釈済みのクリアーを吹きました
クリアーには軟化剤が入り、主剤と硬化剤を2:1の50%で希釈します。かるーくシンナーを入れてJet3000RPの2kg/cm2の圧力で塗装し
60℃で20分焼き付けた状態です。