いろんなところがぶっ壊れるなあ
以前、オイル交換やブレーキ整備をした僕の166
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG6751-1024x768.jpg)
その時にほかに見つけた不具合がありました。
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG6752-1024x768.jpg)
左の前輪がカクカクと動くのです。ガタがあるのですね。
通常、ホイールを左右にふっても全く動かないはずなのですが、
このクルマはガクガク結構動きます。
ハブベアリング
タイロッドエンド
タイロッド本体
この辺りが原因と疑われます
原因をさぐるにはホイールを裏から動かしてどこが動くかで、悪い場所が特定できます。
今回はハブやナックルはタイヤを揺さぶるときに、同じようについてきます
タイロッドエンドも同じように動きます。
すると、ガタの原因はタイロッドとなります。
ラックブーツで隠れているので見えませんが、下手人は間違いなくタイロッド一人なのであります
パーツリストを見ると
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/ステアリング2-1024x712.jpg)
1がギアボクスASSYもしくはCompです。つまり全部付きです。
必要なのでは中身なので、さらに見てみると
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/ステアリング1.jpg)
ご覧の通り、部品として存在するのはタイロッドエンドとラックブーツしかないのです。
これはどういうことかと言いますと、タイロッドがダメになったらステアリングギアボックスのASSY交換が待っているという事になります。
これは少なくともディーラーでは行われていたはずで、このほかにもドライブシャフトブーツのアウター側は部品設定がありますが、インナーはありません。
インナーが破れたらドライブシャフトASSYの交換になります。
シャフトブーツインナーはアウターほどではない物の、FF車交換部品あるあるで、比較的短いスパンで傷んだりします
お上に従順なディーラーに詰めていたユーザーは結構費用がかさんだはずです。ASSY交換しか選択肢がないですから
もちろん、すべてのディーラーがそうとも限りませんし、ディーラーでもそこは忖度して作業していたところもあったと思います
さて、翻って僕の166を作業します
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG7077-1024x768.jpg)
あらかじめタイロッドエンドの取り付け位置を確認しておきます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG7078-1024x768.jpg)
タイロッドエンドを外します
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG7080-1024x768.jpg)
続いてラックブーツを脱がせます。状態に問題が無ければ再利用します
ブーツを取るとタイロッドが見えてきます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG7082-1024x768.jpg)
もう今の段階でやる気がないのですが
ボールジョイントがガタガタです。手で持ち上げてもすぐに下に行ってしまいます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG7085-1024x768.jpg)
ギアボックス側の取り付け部分にサービス用の六角部分など全くなく、つるんとしています。
交換前提でないので外すことをあまり考えていないのでしょう
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2023/04/RIMG7088-1024x768.jpg)
パイプレンチで咥えたのでギタギタのキズが見えます。
ボールジョイントはガタガタで、振るとカコカコ音を出しながら簡単にゆらゆら揺れます。
さて帰り道は次回に