ブレラに見るガソリン漏れの問題

以前、ガソリン臭があるとの事で預かったブレラですが、全くその兆候が見られず修理しなかったのですが
今回は本物が来たようです

ユーザーがガソリンのにおいを訴えて即入庫となりました

しかし、その兆候も見られず、どこから漏れたのやら
そこでしばらく放置することに

ロケーションはこんな感じ。
シリンダー内のダイレクトインジェクションの為に、インジェクター前で高圧化させるポンプの付近

数時間後ついに正体を現しました

こちらエンジンをかける前

で、エンジンを始動させると
エンジンルーム内にインジェクションしています!
とりあえず水で中和させて

外気温やエンジン温度が上がるとホースが膨張してガソリンがもれなくなるようです
それが証拠にこの暑かった夏には全く漏れず、急に寒くなった10月初旬になって急に漏れ出したと

原因はホースバンドにあります

かしめるタイプのホースバンド。時間と共にホースがやせてくるようで、締め付けトルクが弱くなってしまうようです

1発で規定トルクまで締め上げるよくできた仕組みなのですが、。それゆえ、経年劣化についていかない残念な結果となりました

仕組みはごく普通なので、ホースとホースバンドの交換で対応します

今日までご苦労さまでした

ウルトの物ではありませんので、ご安心あれ
交換して長時間かけっぱなしにしたり、朝晩の試乗を繰り返えしてガソリン漏れがないことを確認して納車です

しかし、この仕組みは2.2では159もブレラもみんな使っているので、リコールになってもおかしくない感じがしますけど。どうなのかな?

短期間の修理でユーザーの元に帰って行けたのは何よりでした

美しいブルーを纏うクーペがいつまでもお手元に置けると良いですね

ガソリンのにおいがしたらすぐに行きつけのガレージに行ってください。

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